国民健康保険を実施している機関は、市区町村役場です。

保険者はもちろん、市ということになります(平成30年4月からは県となりました)。

この国民健康保険と切っても切れない関係にあるのが、国民健康保険団体連合会、略して国保連合会です。

この組織は、何をして、何のために存在しているのでしょうか?

あまり知られていない国民健康保険団体連合会について説明していきます。

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国民健康保険団体連合会は何をしているところなのか

国民健康保険団体連合会は、保険者の補助を行い、円滑な保険制度を運営するために日々業務を行っています。

はっきり言って、この国民健康保険団体連合会がないと、国民健康保険制度は成り立たないと言っても過言ではありません。

国民健康保険団体連合会の仕事の主なものは、診療報酬明細書(レセプト)の審査・支払い、保険給付の支払いなど、保険制度の根幹の部分を行っています。

市区町村の国保の担当は、保険者として色々な決定権を持っているのですが、実際は何年かで異動したりするので、専門家はほぼいません。

実質、制度の運営(法律的にこの給付が認められるか等)は国民健康保険団体連合会が握っているようなものです。

国民健康保険団体連合会はどういった組織なのか

国民健康保険の運営を行っていますが、公務員(市区町村の職員)ではありません。

1つの公法人という扱いです。

正式な組織ではあるのですが、裏方に徹した仕事をしているため、なかなかその存在を知られることがありません。

加えて、国民健康保険団体連合会自体も表に出てこようとはしませんので、余計怪しい組織に見えてしまいます。

国民健康保険の診療報酬の支払い、給付金の支払いの部分を支えているので、どうしても苦情や難癖をつけてくる人(前者はあまりありませんが)が多々あるため、表に出たくないというのもわからなくはありませんが・・・

まあ、よく言えば、「裏方に徹している、縁の下の力持ち」というところでしょうか。

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国民健康保険団体連合会の役割は他にもある

国民健康保険団体連合会は、国民健康保険に関することについてはもちろんですが、それ以外の支払いも行っています。

介護保険にかかるものや、障害者自立支援給付費の支払い審査なども行っています。

診療報酬(レセプト)の支払いを行っているため、医療にまつわる支払いを国民健康保険団体連合会に集めるのは、ある意味効率的です。

その他にも、保険者の支援のために、情報提供や知識向上の研修を行ったり、まさに保険者と2人3脚で国民健康保険というものを支えています。

まとめ

国民健康保険団体連合会は、国民健康保険の保険者と協力し国民健康保険制度を運営している公法人です。

診療報酬や給付金の支払いを行っているので、表舞台(窓口)に立っている市区町村等に比べ、影に隠れている組織です。

しかし、この国民健康保険団体連合会という組織がなければ、国民健康保険制度の円滑な運営は不可能といっても過言ではありません。

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