日本の公的保険の根幹を支えている国民健康保険。
アルバイトやフリーターの方は国民健康保険に加入しなくてはいけないケースがあります。
収入の少ない、アルバイトやフリーターにとって、保険料の負担はとても重いものとなりますが、納付を軽減したり免除にする方法はないのでしょうか?
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国民健康保険料が高いとき、フリーターやアルバイトのために何か特別な措置はないのか
国民健康保険料が高いとき、フリーターやアルバイトのために用意されている特別措置はありません。
というよりも、国民健康保険に、身分や職業により、どうこうなるような特別措置は設けられていません。
しかし、国民健康保険料は、前年の所得に対して保険料が計算されますので、それを軽減するような特別措置は存在します。
保険料の軽減措置と呼ばれるもので、前年の所得が非課税であったり、所得が低い場合、これが適用される場合があります。
フリーターやアルバイトというのは、総じて収入が少ない方が多いです。
収入が少ないということは、所得も少なくなると思いますので、該当する可能性は高いかもしれません。
他にも国民健康保険料が軽減されることがある
会社を辞めたばかりであれば、失業理由によっては軽減を受けることができる場合があります。
自分で、「この会社を辞めて、今後はこうやって生きていくんだ!!」といったように、自己都合で辞めた場合は、この軽減は適用されません。
突然湧いて降ってきたような離職。
例えば、天変地異で会社がつぶれたとか、いきなり解雇されたとかいうような理由で離職せざるを得なくなった場合、この軽減が適用されてくる可能性が高いです。
自分の退職理由の見つけ方(本来は、事業主から申し渡されているはずですが)は、雇用保険受給資格者証に記載されているはずですので、ご確認ください。
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国民健康保険料が高いと思った時の最終手段
国民健康保険料が高いと思った時に、保険料を低くする最終手段的な方法もあります。
条件があったり、これをすることにより、他の制度へどのように影響を与えるか未知数ですので、実行する時には十分な注意が必要ですが、実際に保険料が落ちる可能性は大きいです。
それは、世帯分離という方法です。
「世帯」の分離ですので、残念ながら1人暮らしではできません。
世帯で国民健康保険に加入している人が何人かいて、それを分離させる手続きです。
実際に、世帯を分離(別居)する必要はないのですが、これを行うことにより、世帯で見ていた所得を個人にすることができるので、保険料を算定するための保険料が低くなる可能性が高いです(フリーター1人だけを分離させたとすれば)。
しかしながら、この世帯を分けるという行為は、どこにどう影響を与えてくるのかが未知数ですので、実行するときは、市区町村の担当者とよく話し合った後に行ってください。
まとめ
国民健康保険料が高いとき、保険料を軽減できる制度があります。
これは、フリーターだからとかいう立場で決まるものではなく、あくまで前年の所得によって決まります。
離職が近かったのであれば、その理由によっても、軽減できるかもしれません。
世帯分離という最終手段は、これらを検討してみて、それでもまだ高いと思った時に、市区町村の担当者とよく話をしてから決めましょう。
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