もし国民健康保険に加入している方が引っ越しをされる場合は、国民健康保険の住所変更も忘れずに行なう必要があります。
国民健康保険の場合、一言で住所変更とは言っても、同じ市区町村内での引っ越しなのか、別の市区町村への引っ越しなのかによって、手続きは変わってきます。
今回は、国民健康保険に加入している人が引っ越しをする際に行なう住所変更手続きについてご説明します。
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同じ市区町村内への引っ越しであれば住所変更
国民健康保険は市区町村単位で加入するものなので、同じ市区町村内で引っ越しをする場合は、加入先が変更になることはありません。
引っ越しの手続きとして市区町村で転居届(市区町村によって名称は異なります)を提出する際に、合わせて国民健康保険の住所変更手続きをすることができます。
特別に必要な書類はありませんが、保険証が差し替えになるので転居届の提出時にそれまで使用していた保険証を持参する必要があります。
新しい保険証は原則としては後日郵送となりますが、病院にかかる予定がある等保険証の発行を急ぐ場合は、その旨を窓口の担当者に伝えましょう。
別の市区町村への引っ越しであれば脱退・加入手続き
引っ越し先が別の市区町村の場合は、国民健康保険の加入先が変わることになります。
引っ越しをする際に転出届を提出すると、「転出証明書」が発行されます。
国民健康保険に加入している場合は、この転出証明書に国民健康保険加入者であることが記載されるため、これを引っ越し先の市区町村に提出することで加入手続きができます。
引っ越し先の市区町村での国民健康保険の加入手続きには次の書類が必要になります。
- 転出証明書
- 身分証明書(免許証、パスポート等)
- マイナンバーがわかるもの(加入する人全員分)
- 印鑑
国民健康保険の手続きだけに特化した特別な書類は必要ありませんので、転入届の提出時に合わせて行いましょう。
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国民健康保険料は市区町村によって異なる
引っ越しにより市区町村が変わったとしても、国民健康保険で受けられる保険給付等に変更はありません。
ただし、国民健康保険の保険料は市区町村によって計算方法等が異なるため、場合によっては保険料がぐんと高くなる・安くなる可能性もあります。
家族の都合等で引っ越し先を選ぶことができないことも多いと思いますが、できれば事前に保険料の計算方法等を確認し、検討材料に加えることができると良いかもしれません。
まとめ
国民健康保険の引っ越しに伴う住所変更手続きは、国民健康保険単体の手続きというよりは、転居・転出届の提出に付随するような手続きです。
別途用意する書類などはありませんが、一時的に保険証が手元にない状態になります。
定期的に病院にかかっている方や小さいお子さんがいらっしゃる方は、あらかじめ市町村の担当者に窓口での発行について確認をしておくと安心ですね。
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