会社を退職した後、すぐに再就職をしない場合は健康保険の任意継続に加入する、家族の扶養に入る、そして国民健康保険に加入する、という3つの選択肢があります。

今回は国民健康保険に加入する場合に必要な書類とその入手方法についてご説明します。

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国民健康保険への加入手続きに必要な書類一覧

まず、国民健康保険への加入手続きに必要な書類等は下記の5つです。

  1. 印鑑
  2. 口座番号がわかるもの(保険料を口座振替にする場合)
  3. マイナンバーが確認できるもの(加入する人の分)
  4. 身分証明書
  5. 健康保険の資格喪失証明書・退職証明書・離職票のいずれか

⑤は健康保険の資格喪失日を確認するために必要な書類です。健康保険の資格喪失日は退職日の翌日となるため、退職日がわかる書類も同様の扱いになります。

必要書類の入手方法

健康保険の資格喪失証明書の様式は特に問われません。

在職時の保険証に「全国健康保険協会 ○○支部」(○○は都道府県名)と書かれている場合、最寄りの年金事務所で資格喪失証明書を発行することができます。

保険証に「全国健康保険協会 ○○支部」と書かれていない場合は、企業や業界が設立した健康保険組合となるため、会社を通じて健康保険組合から資格喪失証明書が発行されます。

退職時に人事・労務の担当者へ発行依頼をしましょう。

退職証明書は会社から、離職票は会社を通じてハローワークから発行されますので、退職時に人事・労務の担当者へ発行依頼をしましょう。

いずれの書類も退職後に発行されるものです。

退職手続きが滞ると国民健康保険への加入手続きが遅くなってしまいますので、通院の予定がある等、保険証の交付を急ぐ場合はあらかじめ人事・労務の担当者へ相談しておくと安心です。

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書類の発行に時間がかかる場合

ただ、会社によっては退職手続きがスムーズにいっても証明書の発行に時間がかかることがあります。

そのような場合には、国民健康保険の窓口で証明書の発行が遅れていること等を相談すれば、担当者から直接あなたが加入していた健康保険組合等に連絡をして、あなたの健康保険資格喪失日を確認して国民健康保険の加入手続きを進めることができるかもしれません。

(市区町村によって対応は異なります。あらかじめ確認をしておきましょう)

この確認作業のためには、加入していた健康保険組合名や連絡先、保険証の記号番号が必要になるため、退職前に保険証のコピーを取っておくと安心です。

まとめ

保険証が手元にないと不安、という方も少なくないと思います。

書類さえきちんとそろっていれば、国民健康保険の加入手続き、保険証の交付に時間はかかりません。

退職前から書類の発行手続きについてあらかじめ確認をしておくことでスムーズに健康保険の切替をすることができます。

ぜひ参考にしてください。

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