インフルエンザや風疹等、予防接種を受けた方が良い病気等たくさんあります。

とはいえ、予防接種ってそんなに安いものではありません。

できれば、保険適用であったり、費用の補助があったりする方がありがたいですよね。

今回は、国民健康保険に加入されている方の予防接種について、保険適用や費用補助があるのか等、ご説明します。

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予防接種は保険適用外

保険証が使える、つまり保険適用となるのは病気やケガの治療をする場合です。

予防接種は病気にならないために受けるものなので、病気やケガをしているわけではありません。

なので、保険適用にはならず基本的には全額自己負担となります。

また、自由診療といって医療機関が好きに料金設定できるものなので、予防接種にかかる費用は地域や医療機関によって異なります。

市町村によっては補助金が出る

残念ながら予防接種は保険適用にはなりませんが、市町村や健康保険組組合によっては予防接種にかかる費用に対して補助金を出しているケースがあります。

国民健康保険という枠組みでは補助金は出しておらず、市町村が一定の条件に当てはまった住民に対して補助金を出しているものです。

対象となる予防接種の種類や、対象となる人の条件は市町村によって異なりますが、次のようなものが補助の対象となることが多いです。

  • 高齢者のインフルエンザ予防接種
  • 65歳以上の肺炎球菌ワクチン
  • 乳幼児の水疱
  • 乳幼児のインフルエンザ予防接種
  • 乳幼児の風疹等

主に生後2カ月から3歳くらいまでの乳幼児は予防接種の全額補助があり、国民健康保険に加入している・していないは関係なく、対象の時期になると保健所から案内が来ます。

乳幼児の予防接種を受ける際に必要なものは、保健所から届く通知(予診票等)と母子手帳です。

詳細は市町村、または保健所に問い合わせましょう。

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予防接種の補助の有無を市町村に確認しよう!

前述のとおり、予防接種の補助金の有無や補助の範囲は市町村によって千差万別です。

補助の対象となる年齢も、例えば35歳だけというものもあれば、65歳以上というものもあり、全額補助や一部補助等様々です。

また、予防接種の種類によっては、過去に接種を受けたことがあるか定かでない場合に予防接種を受けたかどうかを確認する検査を受けることもできます。

インフルエンザは毎年型が違うので、その年その年で接種することになりますが、水疱やはしか等は小さいときに受けるので、受けたかどうかはっきりしないこともあります。

特に風疹は大人になってからかかると重病化しやすいだけでなく、妊娠中の方がかかった場合、赤ちゃんに障害が出てしまう可能性もあり、予防接種は必須と言えるでしょう。

最近はまた流行し始めているようなので、市町村でも新たに補助を開始するところが出てくるかもしれません。

自分が住んでいる市町村でどんな予防接種に補助が出ているのか、一度確認してみると良いでしょう。

まとめ

国民健康保険では予防接種は保険適用外、費用の補助もありません。

ですが、国民健康保険の加入に関係なく市町村で補助制度を設けているところはたくさんあります。

対象の年齢になった際等通知が届きますので見落とさないように、また、通知がなくても一度市町村にどんな予防接種・補助があるのか、確認してみてください。

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