本来、日本に住んでいる限りは、国民健康保険などの公的保険に加入している必要があります。

しかし、保険に加入せず、退職→無保険→就職となり、会社で強制的に保険に加入した時に以前の未加入を不安に思う人もいらっしゃいます。

未加入だった期間は、就職時にバレることはあるのでしょうか。

説明していきます。

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国民健康保険に未加入だった期間は、就職するときにバレる?

国民健康保険に未加入だったとしても、就職するときにバレたり、不利になることはありません。

会社は、その方の以前の保険の加入状況を知る必要もありませんし、知ろうともしません。

聞く義務などもありませんし、無保険だったかどうかなど会社には関係のないことです。

よって、国民健康保険に未加入だったとしてもバレることはありません。

これで一安心、というところですが、本来は加入してなくてはいけなかったものです。

たまたま、医療機関に受診しなかっただけで、もしも受診していたら、保険料以上の多額の医療費を払う羽目になっていたかもしれません。

バレはしませんが、運が良かっただけであり、未加入が決して正しい選択だったとは言えません。

国民健康保険はいざという時の保障です。

国民健康保険は、いざ医療機関にかかろうとするときに負担割合を下げてくれる保険です。

掛け捨ての要素も強く、医療機関にかかることがなければ、払った保険料は戻ることもなく、完全に掛け捨てとなります。

この部分を嫌って、特に若い人は未加入の傾向が強いです。

前職から再就職までの間が短い、長いにかかわらず、人間いつ体に異常をきたすか分かりません。

いくら健康な人でも、つまずいて転ぶこともあるでしょうし、食べ物に当たって腹を下すこともあります。

特に、退職というような人生で大きなイベントがある時期ですので、今までと生活習慣が変わり体調を崩しやすい状態にあります。

保険は、給付を受けることが目的ではなく、安心をお金で買うと考えて、忘れずに加入の手続きしておきましょう。

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ごくまれに会社にバレることもある

退職というイベントは、ただ会社を辞めるだけでなく、様々な手続きが必要となる場合があります。

国民年金への加入、転居による住民票の異動。

他にもあるかもしれませんが、上記の2つは共に市区町村役場で手続きするものです。

これらの手続きをすると、当然担当職員は保険の加入についてチェックしますので、そこで未加入がバレます。

そうなると逃げることはできません。

最悪の場合、半ば強制的に加入させられ、保険料の請求が来るかもしれません。

保険料の請求がくれば、当然納付の義務が発生し、滞納すれば差押えということもあり得ます。

仮に就職した後では、給与という収入が差押えの対象となってきますので、せっかく就職した会社にいられない事態が発生するかもしれません。

しかし、これは国民健康保険の未加入がバレたのではなく、国民健康保険料の未納がバレたということですので、会社が未加入を知ることはありません。

会社としては、保険に入っているのは当然。

でも、その保険料を滞納していたとは、けしからん奴。

と印象が悪くなるのは、免れませんが。

まとめ

国民健康保険に未加入だった期間は、就職する時に会社にバレることは、ほぼありません。

会社は、その方が保険に加入していたかどうかなど、興味もありませんし、知ろうとしません。

しかし、運が良かっただけで、もしも無保険の期間に医療機関を受診していたら、加入した時の保険料以上の医療費を払うことになっていたかもしれません。

安心のためにも、キチンと加入手続きは行いましょう。

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