公的な保険、国民健康保険や社会保険もそうですし、民間の保険でも説明や案内を見ていると専門用語が飛び交っていて、理解しづらいのが現実です。

しかし、この専門用語や内容を知らないと、思わぬところで勘違いをしてしまうことがありますので、最低限の知識は覚える必要があります。

今回は、国民健康保険の保険者について説明していきます。

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国民健康保険の保険者って何?

国民健康保険の保険者とは、その保険を運営している団体であり、各市町村がその役目を担っています。

まず、保険の説明をする時に、よく出てくる言葉が「保険者」と「被保険者」です。

保険者は、保険を行う側、被保険者は保険を受ける側と覚えましょう。

そして、次に自分の保険証を見てください。

必ず保険者という部分が記載されています。

何かの保険事故が起きた時には、保険証に書かれている保険者へ問い合わせたり、書類を提出することになります。

国民健康保険に加入されている方であれば、お住まいの市区町村が保険者の欄に記載されているはずです。

しかし、平成30年4月より国民健康保険が県で統一化されましたので、今後はどうなっていくのか分かりません。

国民健康保険から送られてくる書類には、注意深く目を光らせておく必要があるかもしれません。

保険者の役割とは

保険者は、その保険を運営すると言っても、ピンと来ないかもしれません。

手続き書類の受付や保険料の徴収は、基本的なところですが他にもやっていることはたくさんあります。

保険料率の決定、被保険者のために行う福利厚生の数々。

具体例を挙げれば、健康診断がそれに当たります。

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健康診断の重要性

みなさん健康診断は定期的に受けていますか?

あまり大々的にニュースで取り上げられたりしないのですが、この健康診断は今後の保険料に大きな影響を与えてきます。

健康な体を維持して、医療費を抑えれば支出が減るから保険料も抑えられる。

という部分は、影響度としては、ほんの小さな部分です。

それ以上に高齢化が進んでいますので、支出の増加の方が圧倒的に早いです。

実は、その保険者の健康診断の受診率が高いと、保険料率が落ちるという決まりがあります。

これは、全国各地で競争しています。

健康診断の受診率が高いと、国から予算を多めに貰うことができ、結果として国民健康保険の保険料率を抑えることができます。

自分の健康のためにも、健康診断は毎年受診したほうが良いでしょう。

まとめ

国民健康保険の保険者は市区町村です。

今後はどうなるのか分かりませんが、現在は市区町村のままです。

保険者は、国民健康保険の運営を行っていて、市民生活に直結している窓口と言っていいでしょう。

現在、国民健康保険制度が大きく変わろうとしていますので、送られてくる案内は注意深く読んでおく必要があります。

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